2011年12月20日

西国第27番札所 圓教寺

如意輪観音 其の004

国道2号線姫路JCTからさらに進んだ、
“玉平”交差点を右(北)に曲がり、県道414号線へ。
道なりに進むと県道67号線へ連結する。
さらに道なりに進み“横関”交差点で、左折し夢前川を渡り右折。
ロープウェイの山麓駅へ。
ロープウェイを登るとすぐ。
ちなみに歩いて登る場合はそこからさらに西へ進んだ、
東洋大付属姫路高校と如意輪寺の間を登っていく。
※そのまま道なりは袋小路で、如意輪寺の墓場の裏手から登る。

「圓教寺」

天台宗の別格本山。
「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、
西国三十三箇所中最大規模の寺院で、
比叡山、大山とともに天台の三大道場と並び称された巨刹である。
京都から遠い土地柄でありながら、
皇族や貴族の信仰も篤く、訪れる天皇・法皇も多かった。

室町時代から明治時代までは女人禁制だったため、
女性は東坂参道の入り口にある女人堂(現如意輪寺)までしか行けず、
そこに札を納めて帰っていた。

書写山の山上にあり、康保3年(966年)、性空(しょうくう)上人の創建と伝える。
元は素盞嗚命が山頂に降り立ち、一宿したという故事により、
「素盞ノ杣」と言われ、性空入山以前よりその地には祠が祀られていたと言われる。
山号の由来はこの「素盞」からのものと言われ、創建当初は「書写寺」と称した。
姫路市と合併する以前は、飾磨郡曽左村と呼ばれていたが、この「曽左」も素盞に由来する。

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性空―
延喜10年(910年) - 寛弘4年3月10日(1007年3月31日))は、
平安時代中期の天台宗の僧。父は従四位下橘善根。
俗名は橘善行。京都の生まれ。書写上人とも呼ばれる。

36歳の時、慈恵大師(元三大師)良源に師事して出家。
日向国霧島山や筑前国脊振山で修行し、
966年(康保3年)播磨国書写山に入山し、
国司藤原季孝の帰依を受けて圓教寺(西国三十三ヶ所霊場の一つ)を創建、
花山法皇・源信(恵心僧都)・慶滋保胤の参詣を受けた。
980年(天元3年)には蔵賀とともに比叡山根本中堂の落慶法要に参列している。
早くから山岳仏教を背景とする聖(ひじり)の系統に属する法華経持経者として知られ、
存命中から多くの霊験があったことが伝えられている。
1007年(寛弘4年)、播磨国弥勒寺で98歳(80歳)で亡くなった。

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この日はロープウェイの定期点検のため、徒歩にて登山参拝。
山麓駅に出張の御集印所が出来る。
巡拝の道の御集印はここ限定になっていた。

天満宮を右手に見ながら書写山の登山口を探す。
山麓駅で頂いた地図を頼りに登山口に向かうと如意輪寺。
こちらは書写山が女人禁制時代に女性用の参拝場所になっていた所。

そこからさらに進むと山陽道が見える袋小路になっていた。

さらに戻ったところ、如意輪寺の墓場の鹿よけネットの所から登るようになっていることを発見。

なんとか登山口へ。

一枚岩のような岩場を登っていく。
日当たり景色共に良好。

一丁から十三丁まで登りきると、
ロープウェイの山上駅横に出る。

そこからさらに進むと、左右に西国三十三観音の本尊を象った銅像が1番札所から順番に並ぶ。

18丁まで来ると楼門。
楼門をくぐり左側に壽量院。
後白河天皇が参籠したという書写山仏塔の中で最も格式の高い場所。

右手に石塀を見ながら進むと階段の上に見事な木造建築、摩尼殿が見える。
御集印はここ。

さらに奥へと進むと、食堂。
後白河天皇の勅願で建築された、木造二階建ての巨大な建築。
長さ45mで、格子がずらりと並ぶ姿は圧巻。
日本でも類を見ない建物といわれるとおり三十三箇所中屈指の建築物。

さらに奥には姫路城城主の本多氏の墓所がある。

天台宗屈指の巨刹と言われるだけあり、
かなり見ごたえのあるものがある。

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【圓教寺】
山号:書寫山(しょしゃざん)
宗派:天台宗
本尊:如意輪観音
開扉時期:1月18日
創建:康保3年(966年)
開基:性空

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住所:
兵庫県姫路市書写2968
Tel:079-266-3327
駐車場:有

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御朱印:常駐
・西国三十三箇所27番
・播磨西国三十三箇所1番
・播州薬師霊場16番
・神仏霊場巡拝の道 第75番

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(2011年12月20日の参拝)
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2011年11月15日

西国第26番札所 一乗寺

聖観音菩薩 其の002

山陽道加古川北ICを出て、左折。
県道43号線沿いを北へ進み、“三口”交差点を左折し国道372号線へ。
“三口西”交差点を左折し、県道206号線を南下すると右側にある。

「一乗寺」

寺伝では孝徳天皇の勅願で650年に創建、開基(創立者)は法道仙人とされる。

国宝に指定されている三重塔(1171年建立)は
平安時代後期を代表する和様建築の塔であり、
日本国内屈指の古塔である。
境内は山深く、春は桜、秋は紅葉の名所としても知られている。

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三重塔―
仏教の祖である釈迦の舎利(遺骨)をおさめる仏塔の形式の一種。
同種のものに五重塔などがある。

仏塔は、古代インドにおいて仏舎利(釈迦の遺骨)を祀るために
紀元前3世紀頃から造られ始めたストゥーパに起源をもつ。
古代インドのストゥーパは饅頭形(半球形)のものであったが、
この形式が中国に伝えられると、楼閣建築の形式を取り入れて高層化するようになった。
こうした楼閣形の層塔は朝鮮半島を経て日本へ伝えられた。
木造の層塔は日本に多く残っており、中国、朝鮮半島における遺例はごく少ない。

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境内に入ると少し広い砂地。
柵を越えていくと石段がある。

石段を越えると、左手に木造建築。
さらに石段を上がると国内でも十指に数えられる、三重塔がある。
平安時代に建てられた木造建築で中尊寺金色堂にある塔と同じ様式とのこと。

木造特有の味わいが目を見張る。

さらに階段を上がると、本堂。
この本堂も木造建築の風合いが良い感じで、三重塔と馴染む。

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【一乗寺】
山号:法華山
宗派:天台宗
本尊:聖観音菩薩
開扉時期:不定
創建:白雉元年(650年)
開基:法道仙人

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住所:
兵庫県加西市坂本町821-17
Tel:0790-48-2006
駐車場:有

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御朱印:常駐
・西国三十三箇所26番
・播磨西国三十三箇所33番
・神仏霊場巡拝の道 第77番

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(2011年11月15日の参拝)
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西国第25番札所 清水寺

十一面観音 其の004

中国道西宮北ICを出て、左へ。
“天上橋”交差点、国道176号線をさらに左(西)へ。
“古市”交差点を左(西)へ曲がり、
国道372号線沿い“本荘”交差点を左(南)へ曲がり、
県道141号線へ入り最初の曲がり道を右(西)へ。
県道311号線へ入り、右側のきよみず登山道を登るとある。

「清水寺」

同じ西国三十三箇所の第16番札所である
京都市の音羽山清水寺と区別するため播州清水寺とも呼ばれる。

寺伝では1,800年前(古墳時代)、天竺(古代インド)僧の法道が創建したとされ、
627年(推古天皇35年) に推古天皇直々に根本中堂を建立。
さらに725年(神亀2年) 聖武天皇が行基に命じて講堂を建立したと伝える。

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法道(ほうどう)―
インドの仙人。鉄の宝鉢を持っていたことから、
空鉢(くはつ-)、空鉢仙人(からはちせんにん)とも呼ばれる。

6-7世紀頃、中国・朝鮮半島を経由して、日本へと渡ってきたとされる。
播磨国一帯の山岳などに開山・開基として名を遺す、
数多くの勅願寺を含む所縁の寺がみられる。

また、日本に渡るときに牛頭天王と共に渡ったとされ
その牛頭天王は姫路市にある広峰神社に祭られ、
その後現在は八坂神社中の座に祭られたとされている。

関東でも鉢山町や神泉町など地名が法道由来とされる。

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大きな楼門をくぐると、
右手に石垣を見ながら下っていく。

薬師堂を抜けると、弁財天社がある池があり、
その向こう側に大講堂。
御集印はこちら。

さらに奥へ進むと本坊。
本坊の玄関には荘厳な活け花が飾ってある。

さらに階段を上がっていくと、鐘楼があり、
推古天皇時代に創建された、根本中堂が奥に鎮座。

覗き込むと寿命が延びるとされる滾浄水の井戸もある。

境内はかなり広め。

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【清水寺】
山号:御嶽山
宗派:天台宗
本尊:十一面観音
開扉時期:毎日
創建:景行天皇時代
開基:法道仙人

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住所:
兵庫県加東市平木1194
Tel:0795-45-0025
駐車場:有

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御朱印:常駐
・西国三十三箇所25番
・播磨西国三十三箇所21番
・播州薬師霊場10番
・神仏霊場巡拝の道 第78番

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(2011年10月日の参拝)
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